本日は新橋来ています。
今夜もいつもの様に美味しい蕎麦屋酒を楽しみたいなと、サラリーマンの聖地新橋駅の烏の森口から徒歩で約3分ほど、早い時間からお酒を楽しまれているサラリーマンや、キャッチのお兄さん達をすり抜け、 新橋の喧騒の中にも上品に光る行燈の明かりを頼りに【虎徹】さんにお邪魔させていただきました。
【虎徹】さんは夜のみの営業で遅くまでやっていることもあり、仕事帰りのお蕎麦屋さんでの一杯や、二件目に蕎麦前で軽くもう一杯にもうってつけですね。
本日は予約しての訪問です。
早速暖簾をくぐり入店させて頂くと、入口からカウンターが8席ほど並び、その先にテーブル席があり、計30席ほどの広さです。
私たちは奥のテーブル席に通していただきます。
さて、いつものように着席も早々にまずはビールを注文させて頂きます。
エビスの中瓶です。
グラスが気取ったものではないないところが、新橋の町になじみ、とてもいいですね。
まずは一口ビールで乾いた喉を潤しつつ、本日の酒の肴をとメニューを眺めます。
色々と気になる一品の数々に目移りをしてしまいますが、蕎麦屋酒といったら、
「板わさ」は外せないですよね。
盛り付けが少し独特で楽しいですね。
こうしたひと手間と独自性があると、印象に残りますよね。
「板わさ」もお店によっていろいろと盛り付け方、切り方があり、そこに注目しても蕎麦屋酒が楽しめますね。
たかが板わさ、されど板わさです。
「板わさ」同様に、蕎麦屋酒で外せない一品といえば、「蕎麦味噌」ですよね。
【虎徹】さんの「蕎麦味噌」は自分で練るタイプで、味噌の上にびっしりと散りばめられた蕎麦の実を、
自分で練り練りとして完成です。
多くのお蕎麦屋さんで蕎麦前を楽しんできましたが、自分自身で「蕎麦味噌」を練る作業は今回が初めてです。
ちびりと一口頂くと、味噌の甘みに、蕎麦の実の食感と香ばしい香りを楽しめて美味。
これには是非日本酒を合わせたいなと、ビールの瓶も空になった頃合いで、
東京の豊島屋酒造さんの【屋守】をお願いしました。
酒の肴には追加で、「煎り銀杏」の殻を割ってほろ苦さを楽しみつつ、
「うにわさび海苔」も注文。
海苔にウニを乗せて、山葵をちょんとつけて巻いて、お醤油につけて頂くと、口の中に磯の香りがふわっと広がり 、日本酒を誘います。
美味。
日本酒のお代わりには、壁一面に貼られた日本酒のメニューの中から、店主のおすすめ頂いた、秋田の新政酒造さんのPrivate Lab【亜麻猫】を頂きました。
【虎徹】さんは日本酒の品ぞろえも本当に充実しているので、是非いろいろと楽しまれてくださいね。
さて、蕎麦前も存分に楽しませて頂いたそろそろのタイミングで、お蕎麦をお願いさせて頂きます。
この日のお蕎麦は、北海道深川市音江町の暁農場で生産されるレラノカオリ・キタワセ種とのこと。
暫く待っていると、シンプルな箱笊に盛られたせいろが届きます。
シンプルでいながら、とても丁寧に切られていて、コシのあるお蕎麦は喉越しがとても楽しめます。
美味。
あっという間に手繰り終え、最後に蕎麦湯でホッと一息つきお会計。
ご主人と店員さんがとても親切で、一人でもふらりと入りやすい雰囲気のお蕎麦屋さんでした。
今回は、メニューの中でもひときわ目を引いていた、一番人気との一品である「サバ缶マヨ」を注文し忘れてしまったこともあり、またふらりと夜に一杯やりにお邪魔させて頂こうと思います。
新橋の喧騒の中に佇むお蕎麦屋さんにて、美味しい蕎麦屋酒を楽しませて頂き、今夜も大変に上機嫌。