本日は札幌です。
とある粉雪散る平日のお昼に、いつもの様に美味しいお蕎麦を求め、札幌駅から徒歩で10分程の【春のすけ】さんにお邪魔させていただきました。
北海道には行きたいお蕎麦屋さんが目白押しで、今回は漸く願いが叶い、その内の一店へお邪魔させていただくことができました。
駅からしばらく歩いていると、 趣にあふれる外観のお店が見えてきます。
それにしても、本当にいい雰囲気の外観ですね。
さて、早速暖簾をくぐらせていただき、扉を開けて入ると、なるほど北海道ですね、二重扉になっています。
店内へのもう一つの入り口の前に、
本日の蕎麦の産地のボードが掲げられています。
細打ち(丸抜き粗碾き)は富良野牡丹と幌加内きたわせのブレンドで、太打ち田舎(玄碾き粗碾き)は福井県永平寺在来種と鹿追牡丹のブレンドとのこと。
蕎麦の産地のボードを横目に、もう一つの扉を開けて、店内に入らせていただきます。
店内はカウンターとテーブル席の計17席のとてもこじんまりとしたお店ですが、明かりも丁度良く、落ち着きある、ゆったりとした時間が過ごせそうです。
私は最初のお客ということもあり、入り口に一番近いカウンター席に通していただきました。
席に着き一息つく間に、店内の様子をうかがっていると、日本酒のラベルでライトが可愛く装飾されており、和紙を通した落ち着いた灯りが居心地良く、ゆったりとした空間を演出しています。
素敵な装飾ですね。
さて、メニューを眺め早速お蕎麦を注文させていただきます。
なかなか来れない北海道での念願のお蕎麦屋さん、本来であれば是非蕎麦前を楽しみたいところですが、平日のお昼ということもあり、本日は泣く泣くセーブ。
お蕎麦は、先のボードでもあった通り、 細打ち(丸抜き粗碾き)と太打ち田舎(玄碾き粗碾き)とあり、二枚とも頼みたいところですが、今回は 細打ちのもり蕎麦をお願いさせていただきました。
お蕎麦を待っている間、夜は蕎麦居酒屋としての営業がメインとなる【春のすけ】さんの心惹かれる蕎麦屋の肴や、北海道の純米酒のラインアップや、 店主夫婦が大のクラフトビール好きとの事で、醸造所直仕入れの北海道クラフトビールも常時7種類スタンバイされているとの事を聞くと、ついついお願いしたくなる欲求に駆られてしまいますが、、、暫し、なんとか心を落ち着かせ待っていると、
店主さんが自ら足を運び、親交のある北海道の農家さんから直送されているとのお蕎麦を出していただきます。
写真からも伝わる通り、大変に丁寧に切られた粗びきの細内ちせいろは、一口手繰ると、コシがしっかりとあり、そして香りも楽しめ、大変に美味。
お出汁は鹿児島・高知・熊本産の本枯節・宗田鰹・うるめイワシ節の三種類の削り節をふんだんに使用されているとの、旨味の溢れる辛口のおつゆにつけて手繰っていると、あっという間に完食。
本当に、美味い。
時間があれば是非太打ち田舎もいただきたいところですが、次回の楽しみにとっておこうと思います。
最後は、自然体の蕎麦湯でホッと一息つきお会計。
今回は残念ながらお蕎麦のみにとどまってしまいましたが、また札幌へお邪魔させていただく際には、夜の時間に寄らせて頂き、蕎麦前を是非満喫したいなと思いつつ、北の地にてこだわりの美味しいお蕎麦との出会いに、本日もお昼間から上機嫌。
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